当院で行う成人矯正(大人の矯正)
大人の方の矯正歯科治療は、綺麗に並んだ歯並びと機能的なかみ合わせによって美しい口元を獲得するだけでなく、虫歯や歯周病のリスクを抑えて長期的なお口の健康を実現することを目的として行われることもあります。矯正というと成長期の子どもが受けるイメージがありますが、矯正治療には特に年齢制限などはなく、何歳からでも始めることが可能です。
矯正治療に興味をお持ちの方は、まずは虫歯のチェックを兼ねて一度ご来院いただき、全体的な口内の状態を確認した上で、歯並びやかみ合わせについて気になっていることをご相談ください。保険診療の範囲内で、治療の方法や予想される治療期間、費用などをお話しいたします。
カウンセリングで治療のゴールを設定
当院で行う成人の矯正治療では、ゴールを共有することを大切にしており、どのようなことが可能で、逆にどのようなことが困難なのかを事前のカウンセリングで説明して、患者さまと医師とがお互いにしっかりと認識するように努めています。
いくら綺麗に揃った歯並びであっても、患者さまの理想のイメージとずれていては意味がありません。また、矯正とは見た目だけの治療ではなく、歯を適切に機能させ、しっかり噛めることも重視しています。お口の状態や患者さまの生活スタイルによって、ブラケットを使用した通常の矯正やマウスピースを用いた目立たない矯正など、複数の治療方法の中からもっとも患者さまに適したものをご提案しています。
精密検査について
矯正治療のより詳しいお話に関しては、一度歯並び、咬み合わせの精密検査を受けていただき、カウンセリングにてお話することをおすすめしております。
インビザライン(マウスピース型矯正装置)による目立ちにくい矯正治療
当院では目立ちにくい矯正装置インビザライン(マウスピース型矯正装置)による矯正治療を導入しています。透明で目立ちにくいマウスピースはメンテナンスが少なく、通院は4-6週間ごとに一度なので、なかなかお時間が調整できない方にもおすすめです。矯正装置はアイテロというスキャナーを使用し、綿密な計画によって患者さん一人ひとりのお口の状態に合わせて作製致します。取り外しが自由にできることから食事や歯磨きも普段通りにできるインビザライン(マウスピース型矯正装置)は、装着時の違和感も少なく、矯正治療中のストレスを感じることが少ないため、従来のブラケットを使用した矯正治療に抵抗をお持ちの方にはおすすめです。
> 薬機法において承認されていない医療機器について(インビザライン)
※完成物薬機法対象外(薬機法未承認)の矯正歯科装置(医薬品)であり、
承認医薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
インビザライン(マウスピース型矯正装置)による矯正の流れ
①カウンセリング
インビザラインを用いた矯正治療のメリットとデメリットを詳しくお伝えして、患者さまに質問があればお答えし、疑問点を全て解消していただきます。
②口腔内スキャン(iTero element 5G)
インビザラインでの矯正治療の適応となった場合、当院ではiTeroと呼ばれる機械を用いた光学印象(口腔内スキャン)を行います。
③インビザライン装置作成
スキャンしたデータを元にあなた専用の装置を作成いたします。海外から発送されるため少しお時間を頂きます。
④治療開始
院内で着脱の練習をして、装置をお持ち帰りいただき治療スタートとなります。ステージ分のアライナー型矯正装置を1か月分お渡ししますので、通院は月1回で大丈夫です。
インビザライン治療のデメリット
■装着時間を守らないと歯は動かない
マウスピース矯正は装置が取り外せることは患者さんにとって大きなメリットですが、治療中決められた時間装置を付けていただかないといけません。
■治療できないケースがある
歯並びや口腔内の状況によってはインビザラインで治療できないことがあります。
また、インビザラインのみでの治療に限界がある場合は、ワイヤー等の補助的な装置が必要になることがあります。